数珠

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お数珠は日本仏教に伝わる大切な法具のひとつです。その中でも、唯一、私たち個人持つことの許された大切なものです。仏様やご先祖様、故人に清らかな心で手を合わせ、心と心を通い合わせることのできる大切な法具ですので、忘れてはならない必需品です。

数珠の選び方

お数珠はお客様のお好みでご自由にお選びいただけます。先ずは、「略式数珠」か「本式数珠」のどちらかをお選びください。次に、男性用か女性用かをお選びください。本式数珠をお探しのお客様は、ご自身の宗派からお選びください。
お数珠にはたくさんの種類がありますが、素材・ご予算・色・玉サイズなどからご自由にお選び頂けます。「これいいな。」と思ったお数珠や「この素材が気になる・・・」というお客様の直感を大切にお選びされることをおすすめしております。
お数珠は何度も買い替えるものではなく、一度買えば、房や中糸を修理することで、何十年ももちます。気に入ったお数珠をお選び頂き、永く大切にご愛用頂くことが良いと考えております。

数珠の玉数

数珠の玉数は、108玉が基本とされています。「108」とは、除夜の鐘を百八撞くのと同じで、人間の限りない欲望と執着、つまり、煩悩の量を表します。また同時に、108の仏菩薩の姿でもあります。煩悩の中には清らかな仏性が潜んでいるといわれており、数珠を手に、念仏やお題目を唱え、息を吹きかけながら、信仰が磨き上げられます。その為、「本式数珠」はこの「108」の意味合いを継承し、玉数を「108玉」で仕上げております。

数珠の房

お数珠の房の形状にも様々な種類がございます。代表的な房は3種類で、「頭付房」、「梵天房」、「紐房」がございます。この他にも、編み込みが美しい「かがり房」や、上品で繊細な印象を持つ「松風房」もございます。略式数珠の場合、房の種類による、宗派の決まりはございませんので、お客様のお使いいただきやすい房をお選び頂ければと思います。

数珠の色

お数珠に色の決まりや、年齢による色の決まりは全くございません。お数珠は使用者の念がこもった、いわば分身となります。持たれる方の好きな色、気になるお色をお選びいただくのが一番でございます。派手だからといって不作法にあたることはございません。ただし、一部の地域によっては、色の決まりがある場合もございませんので、ご両親、ご親戚の方にご購入前にお聞きいただくのが良いかと思います。

数珠の値段

お数珠のお値段は、2,000円台のお数珠から50万円を超える最高級数珠まで、豊富にございます。お値段が高ければ良い数珠というのではなく、基本的にお数珠のお値段は、素材の希少性により変わります。お客様のご予算の中から、お気に召していただいたお数珠をお選び頂ければと思います。

お葬式や法事に参列するとき

各宗派によって種類や扱い方に多少の違いはありますが、お葬式や法事に参列する場合には自分の宗派のものを使ってもかまいませんので、必ず持参しましょう。また、持参するときには念珠入れなどに入れ、大切に扱いましょう。(神式やキリスト教式のお葬式には持参しません。)

お焼香をするときの数珠の扱い方

<持ち方>

数珠は房が真下にくるように左手に持ちます。長い数珠なら二重にして持つか、左の手首に掛けておきます。焼香するときも左手に持ち、合掌した後また左手で持ちます。

<合掌の仕方>

房が真下にくるように、両手の親指と人差し指の間にかけ、親指で軽く押さえるようにして合掌します。(宗派に合わせた長い数珠は各宗派によって掛け方が異なります。)

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